ボブスレー競技

ボブスレーボブスレーとは、前方にハンドル、後方にブレーキを備えた鋼鉄製の「ソリ」のことです。ソリの名称そのものが競技名になっています。

この競技は、18才以上が出場資格で、2人乗りと4人乗りとの団体競技です。前方に乗る選手をパイロットまたはドライバーと言い、後方に乗る選手(2人乗りは1人、4人乗りは3人)をブレーカーと言います。

スタートでソリを一気に押し出し加速を与え、すばやくソリに乗り込みます。自分の力で加速できるのは、ここだけです。

その後は、どんどん加速していくソリをパイロットがハンドルでコントロールをし、ブレーカーはひたすら小さくなって空気抵抗を少なくし「おもり」の役目を果たします。

2人乗りは、選手の体重を含めて最大390kg、4人乗りは、選手の体重を含めて最大630kg、のソリが最高時速130kmでゴール目がけて一気に疾走する姿はダイナミックで、まさに「氷上のF1」と呼ぶにふさわしいものです。特に興味深く観戦できるのは、スタートです。緊張の瞬間であり、一番の勝負どころです。選手の呼吸のあったコンビネーションがみものです。

競技向けボブスレー用ソリは空気力学の観点からの研究開発が進んでおり、バンクーバーオリンピックでも、イタリアチームがフェラーリ製、ドイツチームはBMWの開発協力によるものを使用するなど、レーシングカーのような開発競争が繰り広げられております。そこに、参戦したのが「下町ボブスレー」で、初の国産ボブスレーの開発で世界に挑戦するプロジェクトがボブスレーへの注目度をさらに押しあげております。

リュージュ「リュージュ」とは、フランス語で“木ぞり”の意味です。雪国の人にとって「そり」は重い荷物を運ぶための重要な道具でした。それが遊びとなり、やがて競技として発展してきました。オリンピックでは、札幌大会の前のインスブルック大会(1964年、オーストリア)から正式種目として採用され、昔から女子が出場していた「伝統ある」競技です。

この競技で使うそりは、座席にあたる強化プラスチック製のシャーレと呼ばれる部分、滑走面となるスチールの刃(シーネと呼ばれています)が付いた木製のクーヘと呼ばれる部分、この二つを結ぶ鉄製のブリッジで構成されています。シャーレの上で仰向けの姿勢をとり、できるだけ空気抵抗を少なくするように頭を上げず、前を見ない状態で滑ります。トラックのどの部分を通るかで大きく勝敗が左右するため、選手は、足首ではさんだクーヘを押し込むことによって、そりをコントロールします。

オリンピック種目で唯一、1/1000秒を争う熾烈な競技です。滑走タイムは1/1000秒まで計測されます。1/1000秒を距離にすると、たった3cm程です。オリンピックは4本の合計タイムですが、ワールドカップなどの大会では2本のタイムの合計で競われます。ちょっとでも壁をこすったり、カーブの出口でそりが少し横滑りしただけでもタイムは大幅にロスし、勝つことができません。長野オリンピックでは4本滑走し、その合計タイムで「わずか2/1000秒(距離を推測するとわずか6cm程)の差で優勝が決まる」という厳しい戦いでした。

スケルトン競技

スケルトンスケルトン競技とは、ボブスレー・リュージュ兼用の氷で作られた、全長1300m~1500mのコースを鉄製のソリで滑り降り、そのタイムを競う競技です。最高スピードは、時速125kmにも達する事があります。

この競技の特徴は、足を前にして乗るボブスレー・リュージュ競技とは異なり、頭を前にして腹這いになってソリに乗るところです。いわゆる、ウルトラマンやスーパーマンが空を飛ぶようにしてソリに乗ると言う事です。欧米においては、広く盛んに行われている競技です。年間約8戦行われるワールドカップと世界選手権には、日本チームも全てに参加しております。

この競技は、スイス(サンモリッツ)が発祥の地で、雪上でのソリ遊びから生まれ、第二回、第五回の冬季オリンピックでは正式種目として行われていました。しかし、その後は様々な理由で、オリンピック種目から外されてしまいましたが、2002年のソルトレークオリンピックでは、54年ぶりにオリンピック種目として復活し、日本の越和宏選手が8位
に入賞しました。

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選手

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